夜になると、太陽が沈んで月が昇り、うすぐらい空に星が瞬きはじめます。
お仕事や家事を終えて夕食を済ませたあと、寝るまでのひと時をゆったりと過ごし、心も体もリラックスする。
簡単なようで、とても贅沢なことのように思っていませんか。
わずかなひと時であっても、自分に合う方法で、心と体をゆったりと整えられたら、明日の朝も心地よく目覚められそうなのに、思うように休めず疲れが取れない日が続いてしまう・・・
そして、毎晩自分のために時間を取るのは難しい、自分に合う時間の過ごし方を探すのだって、一苦労ですと、諦めた人もいるのではないでしょうか。
でも、性格が一人ひとり違うように、夜の過ごし方も人それぞれ。
1日の終わりは、あわただしく動いていた日中の疲れを癒す時間。
そして、新しい朝を迎えるための大切なひと時でもあります。
そこで、寝る前の時間の過ごし方のヒントはないかと調べてみたところ、日々の疲れをやわらげ、質のよい睡理に誘う工夫は、昔からの日本文化・風習の中にも色々とありました。
みなさまの暮らしに寄り添う、「暮らしを愉しむ」と題した、このシリーズ。
今回は、心と体を整える、寝る前の過ごし方について、心がけひとつでできそうなこと、日本文化・風習から簡単にできそうなことを紹介します。